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プラハ市場、改めホレショヴィツェ市場に。
チェコでは毎週、街の広場などで農家さんの産直市が行われ、場所によっては工芸品の屋台やフードトラックが並び、観光の方がそれを目当てに訪れる程の人気です。ところがクリスマスが近づく頃になると、気温のために野外での野菜の販売が難しくなるので、暖かくなる頃まで市場のお休み期間になります。

発行人ゆみこ
はぁ〜、農家のおじちゃんから野菜や平飼い卵が買いたいなぁ

…と思ったら!ホレショヴィツェ市場に行ってみてはいかがでしょう?大きなホール内に百区画近くのお店が出て市場が行われています。

39番の干物屋さん。シシャモっぽくてとても気になる

この市場は今までプラハ市場という名前でしたが、去年の夏にトラムの停留所と共に「Holešovická tržnice ホレショヴィツェ市場」に名称変更しました。観光の中心地のヴァーツラフ広場や、ペッチニー、フラチャンスカ等からもトラムで一本で来られ(1、14、25番等2023年1月現在)、ただいま建設中のホルカ橋が完成すれば(詳しくはボブさんの記事で)カルリーン地区とも歩いて行き来できるようになり、人気エリアになること間違いなしです。

実はこのホレショヴィツェ市場は中央屠殺場のあった歴史的な場所で、八十年代に役目を終えてからは市場として再建され、建物群は文化財として保護されています。大きな建物内にはそれぞれ、劇場、ギャラリー、ミシュランにも輝いたレストラン、家具やアウトドアの大型店に、緑の宇宙人君のキャラクターがチェコではあまりにも有名な家電量販店のショールームがあります。

そして、野菜などの買える市場は、トラム Holešovická tržnice を降りて直ぐ、見事に修復された「雄牛を連れた男性の像」の正面門脇から入り直進、左側の22番ホールで開催されています(詳細)。日曜以外毎日やっていますが、お店が多く開いているのは金曜日と土曜日で、10時頃からはかなりの人で賑わい、人気のお店には列ができます。それから、ここでは全てのお店が直産品を扱っているわけではないので、農家さんから直接買いたいと思うなら、表札に「pěstitel ピェシティテル 栽培農家」と書いてあるお店を選ぶといいでしょう。

20番のピェシティテル 栽培農家さん。野菜が美味しそうでしょう❤️

さて22番ホール内。早速ですが入って直ぐ右「V1番」オランダチーズ店の熟成年数の短いゴーダが日本人の口にも合うなぁと気に入っています。おやつにもピッタリ。また「3番」の八百屋さんはキレイな野菜を商店ぽくに陳列してくれていて、市場ビギナーさんにも買い易いと思います。

お目当ての農家の卵は奥の「V2番」ベズオバルに。卵は、他のお店でも棚に自家製が少量だけ乗っていたりする事もあるので気をつけていると超新鮮に出会えるかも?「21番」のじゃがいも専門店では、料理に合わせた品種のものが秤売りで買え。わたしはmarabelと言う品種を、蒸して料理に添えたり、茹でてスープにしたり、肉じゃがにしても美味しかったので気に入っています。そして奥正面「V3番」のイジャークにお店を出している魚屋さんが超お薦めで、値は張りますがスコットランド産の天然もの鮭が美味しい。りんご専門店、鶏の美味しいお店、新鮮な乳製品売るお店に気になるパン屋さん…と、その他のお気に入りやチェコ語でなんていうの?を今月のおまけカレンダーにも描きましたので、よかったらそちらも見てみてくださいね(こちらから)。(文・写真・イラストも発行人ゆみこ)←編集後記へ

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