ナヴァイオ海岸と青の洞窟

ナヴァイオ海岸と青の洞窟

ご主人は飛行機の窓側席が大好き、いつもは譲ってましたが「たまには座らせろ~」と奪い取りました。

うぬぬぬ…

いつもこんなきれいな景色を見ていたのか。

目指す島が近づくとそちらに機体が傾くか?と思える程に沸く機内。おお!これがザキントス島!こんな景色が見られるなんて!奪ってよかった。

島のこんな村

空港からバスで約三十分。海辺にサイプレスの並木のある村に着きました。


早速編始めるパリチコヴァーニークライカ。チェコの伝統工芸のレース編み、夏海イメージのdečíka デチカ 敷物を試作中です。あちらに見えるは亀島だそうで、確かに右が頭で亀に見えますな。

以前にギリシャの海辺で編んだ作品も帽子に飾って連日大活躍中。

たいへんに気になっていることが一点。畑の入り口にこの様な看板を発見。野菜を売ってくれるのかも?後で調査してきます!

それからビーチに行く途中にはいつも猫猫軍団がいて…なに?無断で通る気にゃ?

撫でてけ~


撫でいかなければ通れません。

コーヒー、パン、畑の野菜

キッチンに調理器具や食器のついたお部屋を借りたので、コーヒー、ミル、ドリッパーなどの道具も持参して自炊。コーヒーは最初、水道水で淹れてみましたが、水で味がすごく変わるのには驚き。

写真の一番右がギリシャのパン。周りがガッチリと固く中は柔らか。バターより、サラダにかけたオリーブオイルに浸して食べるのが合います。部屋から坂を下ったところに家族経営のパン屋さんがあって、毎朝焼き立てが買えるのが嬉しい。

お店の袋のデザイン。よい感じ。


ヨーグルトにサラダ。果物と野菜は初日に看板を見つけた畑のです。

トマト、キュウリ、にんにく、ナス…どれも太陽をいっぱいに浴びキンラキラ!これを食べていればきっと人もキンラキラになれる気がします!

そしてこちらがキンラキラキの生まれる畑。欲しい野菜を農家のおじちゃんに告げると、サッサッサーと採って来てくれます。フルーツは自分でハシゴを登って採るシステム。

ある日には産まれて二日目のひよこを撫でさせてくれました。

ホヨホヨだ〜


毎日こんな繰り返し。

特に変わった事といえば、商店の隅のソーイングキットにこんなキレイな色があるのを見つけて喜んだり…

随分と編み進んできました。今日も一日何事もな〜く終わるのかと思えば、

わ!どうした!猫猫軍団


スースー。道に伸びて寝ています。またがないと向こうに進めないので、恐る恐るまたいでも動く様子もなし。

信頼感?

特別日 ナヴァイオ海岸へ

飛行機から見た岩崖に行こうということになりました。ツアー案内で話を聞くと、浜へは海側から船でしか行けず、この村からは早起きしてハイヤーと小船で行くのがおススメとのこと。ここは奮発してお願いすることにしました。

それから今日の写真に「うむ、なかなかいい写真ではないか」というものがある時はそれはご主人の撮影です。

朝早く出発、車はオリーブ畑を抜け、時々急勾配をクネクネとカーブしながら北へと約1時間ですが、多少三半規管に自信がある方向きかと。小船が数台停泊できる程度のちいさな船着場に着きました。水が見たことがないくらいに澄んでおります。

船で更に北へ約30分。切り立った石灰岩崖の間を進みます。キャプテンの話だと三百メートルくらいの高さがあるそうで、東京タワー級の高さの岩壁続きはかなりの迫力です。石灰岩は白いので、海底も浜も砂が真っ白になり、そのせいで水がこんなに青く見えるのだそうです。それにしても青い。さて

目指すナヴァイオ海岸に着きました。

この難破船の写真を見たことがあります。この船は座礁した密輸船だそうで、この浜は別名はシップレックビーチ、難破船海岸というそうです。

そして今やっと早起きの理由が飲み込めました。美しさに感動するのもつかの間。次から次へと大型ツアー船がやってきて百人単位の上陸ラッシュ。時にはこの場所が千人以上の人で溢れるほどになるとか。

復路ではキャプテンが「青の洞窟で〜す。どうぞ泳いでくださ〜い」え?そんな急に?慌てて体育着替えで水着になり、取るものもとりあえず水に飛び込みました。

あちらが入り口。泳いで入るのでカメラは持っていけず、ご主人が悔しがっておりました。中は写真のようなブルーの水の洞窟で、射し込む太陽の光が神々しい程でした。

船着場に戻り再び車で三十分。今度はナバイオビーチを上から見られる丘に。張り切るご主人。

上から見たビーチ。希望が叶ってナヴァイオ海岸へ、素晴らしい特別日程日になりました。

運転士さんおススメのお店のヒラメのフライ。美味しかったなぁ。おまかせしてよかった。

最後の夜

村の港。亀さんありがとう。楽しい旅になりました。

最後の日は闇編みも。終わりそうだ。

そして村のレストランで豪華、鯛焼き。あんこが入ってない方。

帰ってきた帰ってきた

ザキントスのお土産。オリーブオイルの石鹸と村のおばあちゃんのかぎ針編みの敷物。

畑のサンドライトマト。農家のおじちゃんが天日干ししたトマトをハーブや野菜、オイルや香辛料と混ぜて作ってくれました。使う時は熱湯で戻して出汁のようにパスタやグリルに加えるだけで、全体の味がグンと美味しくなります。失敗したなぁ〜もっと買ってくればよかった。

そしてギリシャヨーグルトを

どどーん


畑のプラムとはちみつも買ってきたのでデザートにしましょうよ。完成したザキントス夏海デチカも敷きましょう。

 を押すとが喜びます。それではみなさま、世界のどちらにいらしてもステキな一日をお過ごしくださいませ。ありがとうございました。