サンドライトマトに逢いに

サンドライトマトに逢いに

ギリシャのザキントス島に休憩に来ました。若者がカッコいい水着でバギーに乗って走り回るにぎやかな島ですが、その中でも比較的人気過ぎない村に去年に引き続き2度目の滞在です。

コーヒー道具一式に、冷たいコーヒーの準備もして来ましたが、ギリシャの南の島は涼しい位で、連日三十一度のプラハから来たので調子抜け。

朝は肌寒い位で温かいコーヒーが嬉しい。水は慣れないと多少塩気を感じるので、なるべく軟水気味のミネラルウォーターを買ってコーヒーに使っています。ミネラル少なめのミネラルウオーター、へんな話だな。

島のパン屋さんのぶどうパン。お父さんが焼いて、奥さんとお嬢さんがお店を切り盛り。そうそう、ここのパンが食べたかったんだ。

店先に並ぶ一口アイス。お店を出る時にひとつ買っては食べ食べ帰るのがザキントス流?

これが逢いたかったサンドライトマト。天日干しのトマトです。

パン屋さんからちょっと先の畑で、農家のおじちゃんが天日で乾かしたトマトに、畑のにんにく、ハーブ、ピーマン、オリーブオイルを手早く切って混ぜて作ってくれます。

コレはすぐ食べる用。

保存用ではないと言うと、柔らかさの残ったトマトで作ってくれるので、

野菜を炒める最後の段階で混ぜて、茹でたてパスタに和えるだけで最高の昼ごはん。

野菜はすべて採れたて、果物に至ってはハシゴに登って自分で採ってくるシステム。

昨日は販売所?の椅子に座って畑を眺めながらおじちゃんのこんなお話しが聴けました。

たいへんに興味がある話だったので、日記の最後にまとめて書きます。よかったら読んでみてください。「今年は六月に雨の日が多くオリーブの出来が悪いから農薬をしなければいけないだろう。うちは農薬をしたくないから、少ししか採れない。いいよ。そういう年もあるさ。おじさんは以前は大手に野菜を納めるビジネスをしていたんだ。納品先は中東やトルコ、イギリスだ。だからブランドの種、水だけで育てる野菜、形が揃って見かけのいい野菜、運搬しやすい野菜の仕組みがよく分かっているんだ。このぶどうを食べてみて、それらのどれにもあてはまらない見かけのよくないぶどうだよ。」

ぶどうは素晴らしく美味しかった。

思い出にザキントス島のかめさんの島を、パステル画で描きました。

 を押すとが喜びます。それではみなさま、世界のどちらにいらしてもステキな一日をお過ごしくださいませ。ありがとうございました。