白い岸壁、赤茶色の浜辺にブルーの海

白い岸壁、赤茶色の浜辺にブルーの海

ご主人の仕事が忙しくなかなか予定が決められず、ついに九月になっちゃって、もうここしか予約できない、ここにしようと、ギリシャの離島ではありますがちいさくない島、村から(村ではあります)路線バスが出ていて、初めてフツーに街に買い物や、観光に行けるところに泊まることになりました。

九月もそろそろ中旬になりますので独り占め感はあります。でももちろんまだまだ暑い。

ね?すっかりお疲れの様子。ああそうか、リュックの荷物もバカ重いんだね。街での買い出しの後、帰りのバスの時間まで、広場の木の下で一休み。ここに座っていればきっとあれこれのお疲れも癒されるでしょう。

じゃ、ご褒美も食べちゃおう。確かマダガスカルのチョコと塩キャラメルのジェラート。この内装をピンクと黒でシックにまとめたアイス屋さんは、フェリーで渡った先のさらに大きな街にキッチンがあって、作り立てが食べられる。美味し。

買ってきた食材でお米とレンズ豆のサラダ。パプリカやフェタチーズが新鮮で、現地のオリーブオイルをたっぷりかけて美味しかった。

日が高い時間は、バルコニーの影になる所にテーブルを出し、旅用の水彩セットを持ってきたので、街の裏通りを描き始めました。おやつは冷凍庫に大量に作ってある冷やしバナナ。あんまり暑くなったらビーチサンダルでシターンシターンとタマリスの木陰づたいに浜辺まで歩いて泳ぎます。

フェリーで大きな街へ渡った時に、気に入って買ってきたベットカバー。休暇中は頻繁にベット上に座ったり、寝転んだり、時には物置いたりするので、これを敷いて置けばサラりとよい触り心地だし快適快適。
家に帰ったら、今度はいつも使っているソファを覆って、時々海を思い出す予定。 

散歩は暑過ぎて、日の出前と日没後にしか行けないから、夕飯の後がお待ちかねの散歩タイム。丘を頑張って登るとこんなご褒美みたいな景色が見られた。よかったら写真の右上のちょっと緑のある岸にウネウネ道をちょっと覚えておいてね。

裏道が描きあがりました。8色を工夫して使うのが楽しかった。

周辺にもよさそうなレストランが何軒もあるのに、ネットの写真で気に入ってしまったこのレストランにどうしても来きたくて、でも交通量の多い道をかなり歩いた先にあったので一度諦めかけたけど、ビーチづたいに回り込んでも行けそうだったので、装備して、炎天下のビーチを黙々と進み、辿り着きました。風通しのいい、海が見渡せる席に座って、ノンアルビールを飲んだ時の嬉しさよ。食べたらまた炎天下のビーチを黙々と戻るんだけどね。
これはギリシャのビーチの定番料理で、スブラキ、ギロピタ、そしてお約束のヨーグルトにキュウリ、ニンニク、ハーブなどを加えて作るザジキ。めちゃくちゃ美味しかった。

そうでした、滞在した村のビーチはたいへんに珍しく、岸壁は白いのに、砂浜の色が!こんな色、赤茶色ですよ。この土だか、岸壁の白い土だかが、美容にいいと期待されているらしく、この休暇中顔や、時には全身に、白や赤茶色の土を塗った方々に幾度となくお会いしました。
さて、向こうに岸壁に海が迫ってきていて、先に行けなさそうな所が見えますよね?あそこはスカートを捲り上げて、ジャブジャブ歩いて渡ります。それが我が家流(;_;)。波がジャパーンと来て、ビッチョビチョになりはしないかとタイミングを見計らいながら進むので多少スリリングですが、その代わり向こうには絶景が待っています。 ちょっと前の写真の丘の上から見たウネウネ道を覚えていますか?そこに続いていて…

その絶景は左の紫の辺りです。それも描きました。
散歩、買い出し、ちょっと泳いで絵を描いて。おかげさまでよい休暇となりました。読んでくださってありがとうございます。