リムノス本命編

リムノス本命編

去年コロナでキャンセルになった島の代替えで訪れた、エーゲ海の北に位置するギリシャのリムノス島。あまりに気に入り過ぎたので、今年は本命の島としてやってきました。

お宿の様子もわかっていたので、今年は一階でそのままスタスタスタっと歩いてビーチに行けるお部屋をお願いしました。

お宿の周りには、レストランが一軒、ちいさな商店が一軒、1キロも歩けば道の舗装がなくなって国道が終わり、そこから数キロ歩いて岬まで散歩できます。やはり出会うのは羊ばかり。

今年はスケッチブックと色鉛筆を持ってきたので、最初にお部屋からの海を描きました。

一階のお部屋は素晴らしいおまけつきで、担当の猫さんが、バルコニーで(食べ物をもらえないかと?)スタンバっていてくれます。キッチンでツナ缶でも開けようものなら、全猫猫軍団がバルコニー前に集合し(総勢4ニャン)、時には縄張り争いまでしています。

村に一軒のちいさな商店に行けば、「あ!また来てくれたね」と言ったご挨拶(多分)をしていただき(ギリシャ語ですが心にそう伝わった)、去年同様、新鮮な野菜や果物、焼き立てパン、美味しいオリーブオイルにハーブまで買え、毎日充実した食事がとれました。もちろん、おやつは道端の木の白いちじく。

陽が高いうちは泳いで、本を読んで、スケッチして過ごし。陽が傾いてきたら、夕陽を見に岬まで散歩します。

一日、珍しく曇りの日があったので、早目に出発して、結構な小山を登ったりもしました。岩場を時々手も使いながら登りましたが、勾配はそんなにはないので、危険では全くないのですが、写真で分かるかもしれませんが、この島の日の強い場所でも生えていられる植物は全てカサカサ、時にチクチクしているので、油断していると時々「イタタタ」なんてことにもなります。

適度にひき返そうと思っていたのですが、上からの眺めが見たくて登り切ってしまいました。いつも散歩で歩いてくる岬と浜辺が見えました。

前回はほぼ全く人にお会いしなかったのですが、今年は丁度ぶどうの収穫時期だったようで、作業が終わって積み込みする方々に、ただ通りがかっただけなのにぶどうをいただいてしまいました。そうそう、後ろの小山がありますね?あれに登りました。

ぶどうはもちろん素晴らしく美味しかったのですが、なによりも優しい想いを分けていただけて、嬉しかったです。

旅の最後の夜はちょっとオシャレをしてレストランに行くと決めているので、村に一軒のレストランにやってきました。こちらです。シュールでしょう。

手前には屋根のある席や大きな調理場があり、遅い時間になればどこにこんなに人がいたのか?満席。お店の人はテキパキと注文をさばき、魚料理、ケバブのようなものでもなんでも美味しかった。でも、忘れられない美味しさだったのが、この羊のフェタチーズを焼いたサガナキ。

帰ってきて真似して作ってみたけれど、もちろん腕もそうだが、チーズが違うようで、全然同じ感じにならなかった。ながなかとお付き合いくださってありがとうございます。ギリシャ、リムノス島の思い出でした。

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