食べて、泳いで、本読んで
1. 持っていった本
2. ズッキーニのフライ
3. 七変幻 シチヘンゲ
4. 島でのレジャー
5. 代替わり?ビーチハウスがお洒落に
3. 島の動物たち
4. またいつの日か
5. 島のお土産でデザート
■ 持っていった本
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)
姉・米原万里 思い出は食欲と共に
の米原万里さま祭り。去年は芥川先生、一昨年は太宰祭りと、もしこれらの全集を海外に送って、旅に運ぶ事を想像すると電子書籍の便利さを実感。「オリガ…」と「嘘つき…」のセット読みがおすすめで、自分でも持っていたかったので電子書籍版で買いました。これで何度でも読めるぞ。紙の本の方はMy人生辞書の
インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)。そしてマサリクとの対話―哲人大統領の生涯と思想。
■ ズッキーニのフライ
ヨーロッパを旅するのに便利な場所に住んでいるのに、また夏の休暇に同じ所、ギリシャのちいさな島へ、これで五年目だ。旅の支度だって一時間くらいで終わちゃう。なにをどう持っていけばいいのかわかっているし、もちろんガイドブックや地図なども必要ない。こんなに心地がいい旅はないと思うのだ。 長く知らない街に行き演奏するをしていた反動なのかしらん。
まずはプラハから夏限定直行便で手前の島まで。そこでズッキーニのフライを食べ、フェリーに乗り換え、今年も商店が一軒、タクシーが一台の島にいってまいりま〜す。
■ 七変幻 シチヘンゲ
休暇の一日は、朝ご飯の後の約二キロの散歩でスタート。オリーブ畠の間を、懐かしい蝉の声を聞きならが、ビーチサンダルでシターンシターンと浜へと歩きます。
日差しを避けて、民家の間をぬって裏道へ。窓枠の色の深さ、目隠しに掛けられたレース素朴さ、チラりと伺える窓辺の食卓にいつもうっとり。
向こうに港が見えてきました。あれ?なにか花が咲いている。
まあ、マリーゴールドちゃん…
違いますよね?
マリーゴールドはこっちじゃねーのかい?
写真だとそりゃ明らかに違うじゃろ〜!と分かりますが、太陽燦々の下でチラっと見るとかなり似ています。調べたらランタナですって。花の色がどんどん変わるので「七変化」とも呼ばれるそうです。
あ。ピンク変化も見っけ、
おお、こっちはだんだん黄色に変化し始めてる。こりゃあシチケンゲちゃんにしてやられたり。
■ 島でのレジャー
そろそろ浜が見える頃になると、これくらいの距離からでもきゃーきゃーと地元のご婦人たちの楽しそうなおしゃべりが聞こえてきます。
写真を拡大すると分かりますよね?立ち話をしているように見えますが、実はオレンジの浮きの外はかなり深いので、立ち泳ぎをしているのです。
毎朝夕十人弱の方が代わる代わるおみえになって、こうやってかなり長い時間浸かっています。チェコではなにかと体を冷やさないように気をつけますが、ここではきっと冷やす健康法なのではないでしょうか。もちろん楽しそうで羨ましいので浮き浮き泳法練習してマスターしましたよ。それから次なる島のレジャーはこれ…
ざぱ~ん
浜に到着。水がたいへん澄んでいるのもう見えちゃっていますが、
海藻。これを地元の子供達が投げ合って遊んでいるので、持ってみましたが淡いピンクのまんまるプニョプニョ、なんと可愛い。素朴なレジャーに癒されますなぁ。
■ 代替わり?ビーチハウスがお洒落に
確か最初の年に来た時は海の売店だったハズが、改装されて現在は見事なビーチハウスに。その上今年は更にこんなのや、
ステキなハンモック…ですがバランスを取りながら登るのが結構たいへん。編むので眺めているのでいいかしら…
おやまあ、あんなところまで…が増えていました。
そして今までは大将と女将が取り仕切っていたのに、どんなに「ヨーロッパでは目を合わせて会話しましょう」と言われても絶対無理な程に日焼けに白い歯が眩しいナイスガイが注文を取りに来てくれるようになりました。
まっ眩しい!
けど、はちみつヨーグルトが本当にはちみつとヨーグルトだぇ。色々フルーツがのっていたのはやはり大将のサービスだったのか…と勝手に期待していた自分を恥じていれば次の日…
お!バナナがのっているよ♪
次の日は増えているよ♪
と、常連心をくすぐる技はちゃんと受け継がれていて…あれ?眩し過ぎるナイスガイはどことなく大将に似ているかも!?ひょっとして代替わり?若旦那の代の新メニューはこちら、
きゅうり、トマト、パプリカ、赤たまねぎ(甘い)、オリーブをザクザクに切って、最後に新鮮なフェタチーズをのせる。全体にハーブを振りかけて、上からはダップンダップンにオリーブオイルを。チーズを崩しながら一緒に食べれば塩気が丁度よく、ギリシャの定番パンをオイルに浸しながら食べれば満足のボリュームに。これがギリシャサラダなんですね!
そうだそうだ今日はしたいことがあるんだ。家族やなかよしさんに絵はがき書き。 村に二軒のお土産屋さんAで、はがきは相変わらず一種類ですが、遂に切手が売られるようになったよ。
美しい切手。いろいろな向きに貼れるようにデザインされていまのよ。ステキね。
■ 島の動物たち
たくさん泳いで帰りも二キロの散歩、毎晩お宿の夕ご飯が待ち遠惜しい。おお、今日はいかめし~!
おデザにプリン~!
食後にはようやっと涼しくなった島の散歩。猫さん。夕方はレストランのテーブルの下へちょうだいちょうだい出勤。
かわいい村でしょう。
灯りがともって…ねぇ?優しい島でしょう。
あ、一番星が…と今日も一日同じように暮れていくと思っていれば…
事件です!
オリーブ畠の雑草駆除係のやぎちゃんと羊ちゃんが脱走して、 お留守のお宅の植木をモシャモシャ…
お留守のお宅のお庭の植木をモシャモシャ…。
どうなる?お庭の植木!
■ またいつの日か
帰る日。早朝出発。 飛行機の時間に間に合うフェリーの便がないので、帰りはチャーター船で元来た道?海?を戻ります。 年によって空いている船が迎えに来てくれるので、どんな船が来るかのお楽しみ。いつぞやは豪華クルーザーが来て、ひょっとして追加料金もあるのか?とハラハラしたことも。今年のお迎えはこちらで〜す。島の周りをのんびり廻る観光船。
ブロロロロロー!
島巡り号、意外に早い。ちいさな島よ、毎年楽しい思い出をありがとう。
■ 島のお土産でデザート
裏のオリーブ畠のオイルとお皿。
手で書いた柔らかい線が好きで、毎年少しづつ増やしてきましたが、これが村のお土産やさんにある最後の一枚となりました。この上にトマトやパスタをのせると心がパアっとするんです。
村に一軒だけの商店も2軒に増え、その上改装して商品も多少増えていましたが、やはりお土産はこのお気に入りお菓子でしょう?
今回は砕いて底に敷き、tvaroh トヴァロフチーズ、はちみつ、バナナと層にして冷やしてデザートに。
↓インスタにもアップ。上から。
そうそう旅の間に庭のostružiny オストゥルジニ ブラックベリーがいっぱい熟っていたので、
これをジェラートにして…
はさんじゃったよ
なんだか貫禄おやつ。
ギリシャの思い出をよかったらご一緒にいただきましょう。
美味しいといいなぁ〜。
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