行動範囲は村内な2020年

行動範囲は村内な2020年

夏の休暇のギリシャ、コロナ禍でどうなるのかとハラハラしていたが、やはり数ヶ月前になって、予定の島は病院が充分にないとのことでキャンセルとなり、代わりにエーゲ海の北にあるリムノス島を旅行代理店にすすめられた。他に受け入れてくれる島もあまりないので、そのリムノス島のちいさな村の宿にお願いすることに決めた。

空港では待ち構えていた防御服姿の医師に誘導され検査を受け、そのまま迎えのバスに乗り込み、検査の結果が分かるまではぜひ宿の敷地内に留まるように指示を受け。次の日、晴れて陰性が判明した後も、もうしわけないができれば村内で行動して欲しいとの要請を受けた。いやいや、受け入れてくださってありがとうございます。早速、ご迷惑にならない範囲で村内探索。

宿の敷地内といっても、こんな↓敷地内なら喜んで。その上、敷地内ではレスピレーターマスクを外してよかったので(その分宿の方がガッチリ防御していてくださってた。暑いのに)ありがたかった。家の外でのマスクなしは、久しぶりだったのでそれだけでも心までも休めた。

村内にはレストランが一軒、そして小さいながらも毎日の食事を作るのには充分な野菜や果物、注文で焼き立てパンまで買える商店が一軒。もちろんどちらも完全防御でお出迎え。なんでもこの島にはまだ感染者が出ていないのだと聞く。

お気に入りのお散歩ルートにいちじくが木にタワワに生っていて、白いからまだ食べられないだろうと思っていたら、インスタのコメントで「それは白いちじくですよ」と教えてくださった方がいたので、取ってみたら、中は充分に赤くて甘くてめちゃくちゃ美味しかった。この日からおやつもデザートもいちじくになる。

行動範囲は村内とはいえ、村内の岬までは数キロあり、丘あり山ありで、充分に散歩を楽しめる。ただ、人口がかなり少ないようで、出会うのは羊ばかりなり。

滞在中はバルコニーのテーブルでAhoj!の文章を書いて、編集してそして配信もできた。サンオイルのボトルでタブレットを止めているのがよい思い出。こんなに素晴らしいオフィスはないかもしれない?

代替えの島と思ってきたけれど、リムノス島がすっかり気に入ってしまった2020年の休暇でした。お付き合いくださってありがとうございました。世界のどちらにいらしても、どうかステキな一日を。

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